クラスメソッド バンクーバーだより: Vancouver Opera – 2016.12.12

クラスメソッド バンクーバーだより: Vancouver Opera – 2016.12.12

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こんにちは、虎塚です。

先週、バンクーバーには初雪が降りました。週の半ばには晴れ間が3日続き、雪をかぶった美しいNorth Vancouverの山並みを眺めることができました。

雪をかぶったNorth Vancouverの山

晴れると、日中でもマイナス5度前後まで冷え込みます。ただ、現地の人によると、12月にここまで気温が下がるのは珍しいそうです。

寒くても屋内で楽しめることを試している一貫で、先日バンクーバーオペラに行ってきました。今回はこちらを紹介します。

バンクーバーオペラとは

Vancouver Operaは、1958年に地元のコミュニティリーダーによって設立された、カナダ西部最大のオペラ会社です。Vancouver Operaは、カナダに2つあるプロのオペラオーケストラのうちの1つを擁しています。

上演は、ダウンタウンのQueen Elizabeth Theatreを中心に、バンクーバー市内のホールでおこなわれています。Queen Elizabeth Theatreは、Central Libraryのすぐ近くにある劇場で、クラスメソッドのカナダオフィスから徒歩10分ほどの距離です。

写真は、Elizabeth Theatreと隣接するPlayhouseです。

Playhouseの看板

Vancouver Operaでは教育プログラムに力を入れていて、学校をめぐる上演ツアーを開催したり、地域の子供向けにオペラのトレーニングを提供したりしています。

バンクーバーオペラへ行く前に

初めてバンクーバーオペラに行く時に、気になるかもしれないことを説明します。

チケットの買い方

チケットは、公式Webサイトでクレジットカードを使って購入できます。クレジットカードは国際カードでも問題ありません。

自宅でチケットを印刷して当日持っていってもよいですし、現地のBox Officeで購入時のメールを見せるだけでも大丈夫です。

どの席がよいか

オペラでは、ほとんどの舞台で字幕が表示されます(英語で上演される時も、英語の字幕が表示されます)。字幕の表示板は舞台の真上に設置されているので、あまり前の席に座ってしまうと、見上げなければ字幕が見えません。ずっと見上げていると、首が痛くなってしまいます。また、視力によっては、後ろのほうに座ると文字が見えづらいかもしれません。

字幕を見たい時は、ある程度後ろの席にしたほうがよいでしょう。字幕が不要なら、前のほうに座るとキャストの表情がよく見えて楽しいと思います。演目がどの言語で上演されるかを事前に確認して、字幕が必要かどうか考えましょう。

1人で行っても大丈夫か

1人で行くとまわりから浮くのでは、と心配する人がいるかもしれませんが、大丈夫です。家族連れや恋人同士、友達同士の客が多いですが、ほかの人が誰と来ているかなんておそらく誰も気にしていません。映画と一緒です。

どんな服装で行けばよいか

バンクーバーオペラではドレスコードが定められていないので、フォーマルな服を着ていかなくても大丈夫です。

背中の大きく開いたイブニングドレスで着飾った女性客や、音楽の発表会で着るような子供用ドレスを来た女の子もいますが、スラックスにセーターのような普段着の客もたくさんいます。

予習の方法

初めて見る演目の場合は、少し予習してから行くとさらに楽しめるかもしれません。

公式Webサイトから、上演中の演目のパンフレットをPDFでダウンロードできます。演目のあらすじやキャストの経歴はもちろん、今回の演目を過去の監督がどんなふうに演出してきたかなどの情報も載っています。

有名な演目は、Youtubeなどに昔の上演動画がアップロードされていることもあります。雰囲気や音楽を事前に確認して、演目を選ぶ時の参考にしてもよいと思います。

当日の流れと会場案内

あとは、当日楽しむだけです。Queen Elizabeth TheatreのPlayhouseが会場の場合、内部がどんな感じかを少しご紹介します。

到着から開演まで

Playhouse入り口

ソワレは19:30に開演します。劇場でチケットを受け取る場合は、開演の30分前までにOffice Boxに行く必要があります。劇場に入れるのは18:15からです。

18:30から無料の観劇前トークが始まります。観劇前トークがはじまると、建物には入れますが、ホールには入れません。ホールの外で待つことになります。18:30までに行ってトークに参加するか、19:00直前に着くようにするのがよいと思います。

開演時刻に遅れて到着すると、休憩時間までホールに入ることができないので注意しましょう。

Playhouse

印刷したパンフレットが欲しい場合は、受付を通った後、ホールの外に立っている劇場スタッフに声をかけるともらえます。お手洗いは地下にあります。

コートや傘などのかさばる荷物は、2カナダドルで預かってもらえます。

劇場のバー

バーでは、オペラがはじまる前や休憩時間などに、コーヒーやワインを注文できます。休憩時間には大行列ができます。

じつは、荷物を預ける受付でも、水やチョコレートバーなどちょっとした軽食を買うことができます。こちらは、休憩時間中もそれほど並ばずに買うことができます。

12月3日の訪問記

この日の会場はPlayhouseでした。18:30過ぎに劇場に到着しました。

チケットを受けとるためにBox Officeに寄ったところ、Family nameを口頭で確認されただけで、メールは確認されませんでした。購入時に日本の住所を入力したためでしょう、「東京からようこそ!」と言われました。

ちょうど観劇前トークの時間だったので、終わるまでホールの外で待ちました。待っている間、ドレスアップして観劇に来た女性客から写真を撮ってほしいと頼まれて、何組か撮りました。また、花束を持った中高生くらいの女の子たちがいました。どうやらお友達が出演しているのを見に来たようでした。

ホールの外の看板

この日の演目は、ヘンゼルとグレーテルでした。子供たちも出演する和やかで楽しい劇でした。

休憩時間には、親戚一同を率いた年配の人や、親と一緒に来た子供などさまざまな人たちが、オーケストラのスペースを覗き込んでは団員に話しかけていました。「今夜は皆で見にきたよ」と挨拶したり、「その楽器は何か」と話しかけたり、にぎやかなものです。団員の皆さんも気さくに応じていて、バンクーバーオペラのコミュニティの一端を垣間見ることができました。

おわりに

冬のバンクーバーは雨ばかりなので、こういった楽しみを積極的に見つけていきたいところです。

クラスメソッドでは、日本、バンクーバー、ベルリンで一緒に働く仲間を募集しています!

それでは、また。

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